増大手術に失敗するリスクとは!?

確実に悩みの解消ができると信じて手術を選んだのに、さらに悩みを抱えることになるなんて嫌ですよね。

物理的に身体に変化を加える手術は「絶対に成功する」という保証はありません。
医師も人間です。
失敗、判断ミス、不注意などもしかすると予期せぬ事態に巻き込まれてしまうかもしれないリスクはしっかりと考えておいた方がよいでしょう。

増大手術の失敗例

増大手術には切る方法と切らない方法、脂肪を除去する方法などがあります。
すべての手術方法にリスクは必ずあります。
一般的に切らない方法はリスクが少ないと説明されますが、そんなことはありません。

増大手術などの手術は美容整形と同じく自己満足の世界です。
しかし手術をする部分に相当のコンプレックスを抱いているからこそ高額な手術でも医師を信じて手術を受ける人が後をたたないのだと思います。

しっかりと術後のリスクは調べましょう。
以下には一般的に多いとされる術後の症状をまとめましたので参考にしていただければと思います。

痛み・腫れ・違和感

切る手術はもちろん、切らない手術でも腫れや痛みがでることはあります。
切らない手術の方法は、埋没牽引固定法と言われるものが一般的です。
根本部分の深くに糸を通し、靭帯をぎゅっと縛ることで、根本にくぼみができ相対的に長く見えるというものです。
股間付近は大きなリンパ節も多く、縛り上げたことでむくみやリンパ腫などの症状がでることがあるそうです。
腫れたリンパ管に神経が圧迫され痛みがでることも。
あと、切らない場合で多いのはひきつった違和感です。ずっと意識することになりますので手術後に元に戻したくなる人も少なくないようです。
切らない=安全という認識は誤ったものでしょう。

切る方法はさらに痛みや腫れが出やすいとされています。支えとなる靭帯を剥離し、引き出すことで長さをだし、再度靭帯に固定する剥離固定法と言われる方法が切る手術方法で一般的です。
この方法の時、おまけのように脂肪除去を組み合わせたり、とった脂肪細胞を注入し太さをだしたりという複合的な手術もよく勧められるようです。

切開しての手術ですので熟練の技術が必要となります。切るのですから痛み、腫れなどもある方が普通です。痛め止めを飲んでもずっと痛い場合は医師にすぐに相談が必要です。
リンパ管を損傷させ回復するまでにはある程度の時間が必要です。
その際に必要な患部の固定、消毒なども素人判断で行うのではなく医師の判断と指示を守ることが重要でしょう。

「痛くない!翌日からシャワー可能!」などの広告の文言を信じ、簡単ですぐに治癒するものだと安易に考えない方がいいです。

湾曲・変形

手術後の回復が悪く、傷から感染症などになってしまった場合、組織が一部壊死する可能性もあります。
壊死した細胞は生まれ変わりませんので切除するしかありません。最終的には一部分がない変形したものになってしまいます。
さらに切る場合の術法では靭帯の一部分を切断してしまいます。ですので支えを失うことになります。このような術法の代表的な失敗では向きがおかしくなる、たっているのに上を向けないなどが起こることがあります。

失敗ばかりではないと思いますが、可能性があるということは知っておきましょう。

傷跡・手術跡

多くのクリニックが術後の傷跡は目立たないものであるとして宣伝しています。
しかし、やはり元の自然な状態とはかけ離れたものになることは少なくないでしょう。
切る場合はメスを入れますのでどうしても切り跡ができます。通常の皮膚の色との違いが出る場合や、少しふくらみが感じられるような跡になってしまいます。
温泉や銭湯などで見られることへの羞恥心やコンプレックスで手術をしたのに、さらに見られたくないような状態になるのは不本意だと思います。
術後にどうしても気に入らない場合、修正するという方法もありますが追加の手術が必要となるのでさらに費用、時間もかかり、気に入る出来栄えになるかどうかもわかりません。

手術を行うときには身体にメスを入れる、糸を通すリスクを覚悟しましょう。

精神的苦痛

デリケートな部分だからこそ目に見えるような失敗ではない場合もあります。
機能的な部分は心因性でも症状がでますので、手術の責任を問えない場合も考えられます。
そのような場合の精神的苦痛は相当なものでしょう。
手術後に失敗だったと考え思い悩んでも、誰かに相談しづらいのが増大手術などの男性特有の手術です。
普通のクリニックであれば、術後のサポートやケアもしっかり行うと思います。
しかし残念ながら術後に失敗ではないかと相談しても、まともに取り合わず悩む患者をクレーマーのように扱う悪徳なクリニックが存在するのも事実です。
男性にとって重要な部分の手術ですので、思い悩み自殺にまで追い込まれてしまう事件が現実におこっています。

しっかりと考えてから決定を

手術を行って後悔する場合で多いのは即日に決断して手術を受けているときです。
ネットの発達で、情報が溢れるような世の中になりました。
ネットで良いと見た!口コミがよかった!というだけでクリニックを選び、カウンセリングを受けて即日で手術を決めるのはあまりにリスキーです。

ネットには口コミに見せかけた広告や不正確な情報も多いと学び、カウンセリングを受けても迷いがあるなら一旦持ち帰りましょう。
誰でもコンプレックスはありますが、そのコンプレックスを解消して前向きに生きたいという方がポジティブな行動を起こすことは素敵だと思います。
しかし、そんなポジティブな行動を一生の後悔にしないようにしっかりと正しくリスクも把握したうえで行動してほしいと思います。

強引に手術を勧めてきたり、即日でなければ損をすると言うような医師であれば信用するに値しないと判断して他のクリニックを探すか、別の方法を探しましょう。

いきなり手術に踏み込む前にもサプリメントやトレーニング、食事方法、運動習慣など生活習慣の見直しなどできることは沢山あるはずです。